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「アルキュオン(かわせみ)の日々」に憧れて~冬至の頃の穏やかな日和

冬至の頃の穏やかな日和が
「アルキュオン(かわせみ)の日々」
呼ばれることがあるのを知ってますか?

ギリシア神話からきているようです。
774px-日本のカワセミ[1]
カワセミ(オス) Alcedo atthis



かわせみには「翡翠」という漢字が当てられます。
羽毛の色が、青にも緑にも見えて、
宝石のように美しい鳥ですね。

ところで、
ギリシア神話に登場する「アルキュオン」(かわせみ)は伝説の鳥で、
冬至のころに海の上に浮かぶ巣を作るといいます。


『変身物語/オウィディウス(下)』(岩波文庫)で、
かわせみに変えられたアルキュオネという女性の話をみてください。



トラキスの国王夫妻はとても愛し合っていました。
しかし国王のケユクスが海で亡くなり、王妃アルキュオネがあまりにも深く嘆いたので、神々が哀れんで、アルキュオネをかわせみに変えました。

アルキュオネは、ここへ跳び乗った。そんなことができたのが、不思議だった。いいや、じつは、彼女は宙を飛んでいたのだ。たったいま生えた翼で、軽やかな大気を打ちながら、海面をかすめ飛んでいるーこのあわれな鳥が彼女だったのだ。


死んだ国王もかわせみに変えられました。
ふたりは仲睦まじく暮らすことができ、海の上に巣を作りました。
神々の同情を受けて、ふたりは鳥に変えられた。
この同じ変身の運命をこうむったあとも、おたがいの愛は続いた。翼を持つ鳥になっても、夫婦のちぎりに弛みはなかったのだ。むつまじく連れ添って、子をなした。



荒れやすい冬の海が穏やかになるのは、
アルキュオネの父の風神が、ヒナたちを守ってくれるからでした。

荒れやすい冬の季節に、それでもおだやかな日和が続く7日のあいだ、アルキュオネは、水に浮かぶ巣にこもって、雛をかえす。この期間だけは、波も静かだ。彼女の父「風神(アイオロス)」が、風たちを監視し、外へ出ないように閉じ込めているのだ。この神は、こうして、自分の孫たちに凪を保証している。

この伝説から、
冬至の頃の穏やかな日和を
「アルキュオン(かわせみ)の日々」
呼ぶようになったそうです。



ジョーゼフ・キャンベルが、
『ジョーゼフ・キャンベルが言うには、愛ある結婚は冒険である』(築地書館)のなかで、



昔の幸福な日々を
「アルキュオーンのような状態」とよんでいます。

素晴らしいときでした。私たちはみんな天国にいました。外界が滑り落ちたようでした。私たちが脱落したのではないのです。世の中の方が脱落者でした。私たちはアルキュオーン(ギリシャ神話、冬至ごろ風波を静めて卵をかえすと想像された鳥でカワセミと同一視される)のような状態だったのです。動きもなくただ浮かんでいました。本当によかった・・・・・・


本当のかわせみの生態とは、もちろん違うでしょうが、
素敵ですよね、
静かで、波にゆらゆらと揺られているような、穏やかな生活。



冬至になると、この「アルキュオンの日々」を思い出して、
憧れてしまうのです。



参考記事)

2013-03-25 『ジョーゼフ・キャンベルが言うには、愛ある結婚は冒険である』~結婚とは、試練であり、挑戦であり、冒険である!

2012-03-03 『神話の力 ジョーゼフ・キャンベル ビル・モイヤーズ』~至福を追求せよ!
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