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『七等星/詩 谷川俊太郎』~眼では見えない星だけど

「七等星」刺繍の詩集は、
谷川俊太郎さんの詩が印刷された
ポストカードのセットです。

肉眼では見えない「七等星」がテーマの詩。
読むと、心の中がきらきらしてきます。

でももしかしてあなた

眼をつむっていませんか

見えないものを

夢でみるつもりで  「七等星」に寄せて



「七等星」刺繍の詩集  オリジナルカード・ブックセット 
谷川俊太郎 ポエムカード4枚
+有本ゆみこミニピクチャーブック
IMG_6376.jpg
「刺繍の詩集」と銘打ったポストカードのセットは、
詩人・谷川俊太郎と刺繍作家・有本ゆみこのコラボレーションで行われた
京都の叡山電鉄『詩の電車』というプロジェクトの一環です。




○七等星(ななとうせい)は眼では見えない


星の明るさを、明るい順に一等星、二等星とあらわしますが、
肉眼で見えるのは六等星まで。
七等星(ななとうせい)はそれより暗い星、見えない星です。


あるけど、見えない。
見えないけど、ある。
そんな星の歌です。

遥かな遥かなみちのりを光は旅してきた

この私のもとまで

あんなに遠くにあるのに

星はいま私の心の中でまたたいている   「星の旅」




○装丁も夜空のように


本は見た目も大事です。
「七等星」はカードのはいった封筒ですが、
店頭で目をひいたのは、この封筒の美しさです。

濃いブルーの地で、文字はメタリックブルーの箔押し。
IMG_6375.jpg

封筒の表に書かれた詩「七等星に寄せて」は、
文字が青く輝いています。

夜のからだには

どんなかすかな光も

見逃さない

朝のこころが

ひそんでいるのに     「七等星」に寄せて





○字数が増えるのにつれて、星の数も増えていく感覚


ポストカードは4枚で、
詩のタイトルは、「星の旅」「星の囁き」「星と砂」「私の星座」。
このカードの並び順も印象的でした。

字数の少ない詩から多い詩へ。
この順番で封筒のなかに入っています。
IMG_6377.jpg



順番通りに読んでいくと、
字数が増えていくのにつれて、
「星の数も増えていく」という感覚を覚えます。

地球上のすべての砂浜の砂粒の数よりも

星の数のほうが多いんだってとあのひとは言った   「星と砂」



そして、最後の詩、4枚目のポストカードでは、
星は「星座」になります。

やがて気づいた 私たちは星座なのだと

私はその中のただの一つの星 どの星とも違う   「私の星座」



「星」がテーマだと思っていたら
最後にあらわれてきたのは、人間でした。

私が死んでもきっと誰かが覚えていてくれる

星と星とをつなぐゆるやかなかたち

誰ひとり中心でないあの美しいかたち   「私の星座」



ゆっくり、ゆっくり
味わうように読みたい詩のポストカードです。
星は私たちに囁きかえす

言葉のない歌のかずかずで   「星の囁き」





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