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『焚書 World of Wonder/絵と文 鴻池朋子』

『焚書 World of Wonder/絵と文 鴻池朋子』  の紹介です。

大人向きの絵本。
地球の誕生、生命の誕生、その崩壊と再生が描かれています。

精緻なドローイングと研ぎ澄まされた言葉がつきささってくるようです。
(英語訳つき)

4904702204焚書 World of Wonder
鴻池 朋子
羽鳥書店 2011-04-28

by G-Tools



ページをめくるたびに、どきっとさせられます。

氷の世界だった地球から、生命が生まれ、人間が生まれ、文字が生まれます。

不安は 信じる を呼びにいく

信じるは 不安と引きかえに 言葉を唱え

森羅万象をかたどった 文字をくれた

1000005959.jpg


だけど

世界の初めに 信じるなんて なかった

美しいも汚いも ひとつだったから

ぜんぶ ひどくて ぜんぶ すばらしかった



それから文明が生まれ・・・それは壊れてしまいます。
でもそこから、また再生が始まるのです。

でも想像力は 年をとることは できない
なぜなら 時をもっていないから

人間の経験や 知識や力も
想像力にとっては なんの支えにもならなかった
すべてが年を重ね 生き急ぐ流れにあるなかで
置き去りにされ
心臓の片隅で たった独り 遊びつづけた




○著者プロフィール

著者の鴻池朋子さんのプロフィールを全く知らなかったので、
いったいこの人は画家なのか、作家なのかと疑問に思っところ
絵がご専門の現代アーティストでした。

ウエブマガジン「この惑星(このほし)」にスペシャルインタビューがのっています。
己を超え、世界を包括的にデザインする現代アーティスト鴻池朋子さん


面白いと思ったのは、

「作品をつくりたくてつくっているのではなくて、
話すために、語るために作品をつくってきたのではないか」
「言葉にならないものはダメだ」
「言語と絵の具を同じように思っている」


とおっしゃっていることです。

もし、この絵にはっとさせられたら、ぜひ手にとって、見て、読んでください。



8月に『ろうそくの炎がささやく言葉/管啓次郎・野崎歓編』の紹介をいたしました。
この本の執筆者の方々が選んだ「ともしびとなる本」のブックレットがあります。

『焚書 World of Wonder』は、
工藤庸子先生(フランス文学者 放送大学客員教授 東京大学名誉教授)の
推薦本です。

参考記事
8月18日ブックレット『ろうそくの炎がささやく言葉』が出ています~本の連鎖を楽しもう
8月10日『ろうそくの炎がささやく言葉/管啓次郎・野崎歓編』



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